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2011年04月07日

グリストラップの汚泥リサイクル

バキュームで回収したヘドロは一体どうなるか?どこへ持っていくのか?

まず、その前に。
産業廃棄物と一般廃棄物の違いについては、前回もご説明しました。
産業廃棄物は、紙くず、がれき類、廃油などの品目に分類されています。
グリストラップに溜まったヘドロは、その中の"汚泥"に当たります。

話を戻しますね。
回収した汚泥は、処理工場へと運ばれます。
弊社が持ち込んでいる工場では、最終的に有機肥料等へリサイクルされています。
この事実をご存じない方も多いです。汚くて臭くて、どうしようもなかった汚泥の再資源化。
例えば、使用済みの捨てるはずだった割り箸や廃油。ペットボトルや、古紙。他にも沢山ありますね。
それらと同じように、グリストラップ汚泥もリサイクルされているんです。



★今回のポイント★
回収した汚泥は、処理工程を経て有機肥料等へリサイクルされる。




STEP8へお進みください!
STEP8 グリストラップの清掃委託費用

グリストラップ清掃 福岡  


2011年04月08日

グリストラップの清掃委託費用

今回は費用についての話です。
弊社のバキューム清掃についての説明を、簡単にまとめると次のようになります。
グリストラップの汚泥回収及び清掃→回収した汚泥の運搬→汚泥の処理リサイクル
これが一連の流れであり、この分の費用がかかります。
ですので、グリストラップの容量も関係してきます。

数社から見積を取って金額の安いところ、または中間あたりの業者を選びましょう。
というような話を時々聞きますが、どこまでやってくれるのか、どういう方法を取っているのか、
そこも重要なポイントですので、ぜひ押さえておいてください。



★今回のポイント★
弊社のバキューム清掃費用=汚泥回収及び清掃費+汚泥運搬費+汚泥処理リサイクル費
見積金額だけでなく、内容についても確認しましょう。




STEP9へお進みください!
STEP9 グリストラップの浄化装置

グリストラップ清掃 福岡  


2011年04月11日

グリストラップの浄化装置

はい、今回はグリストラップの浄化装置についてです。
グーグル等で検索してみると分かりますが、現在沢山の浄化装置が出回っています。
実際に弊社がグリストラップの清掃に伺った際、それが付いているケースも時々あります。
お客様にも、弊社では取り扱っていないのか聞かれる事もしばしば。
結論から言うと、弊社は取り扱っていません。

なぜ取り扱わないのか?その理由は以下のとおりです。
①明らかに効果の無い、または下水環境に悪影響を及ぼす(排水詰り等)ものがある。
②自治体が設置を禁止している。
③グリストラップの構造上、不向きである。


ひとつずつ説明しましょう。
①明らかに効果の無い、または下水環境に悪影響を及ぼす(排水詰り等)ものがある。
排水詰りの連絡を頂き現場へお伺いすると、浄化装置が設置されてあるパターン。
油脂分等を多量に含む排水が、グリストラップを通過し先へ流れていき、排水詰りを引き起こす。
そもそも排水詰りがなくても、そのような排水が先へ流れる事自体が問題です。
または排水の粘度が高くなり、グリストラップから先へ流れにくくなっている。(浅型グリストラップ等)

②自治体が設置を禁止している。
これについては、各自治体のWEBサイトでも紹介されております。
福岡市のWEBサイトでは触れられておりませんが、正しい清掃方法について紹介されています。
また電話で確認すると、浄化装置については認めていないと回答を頂きました。
以下、各自治体のWEBサイトです。ご参考にされてください。
福岡市 油脂類を公共下水道に流さないでください
盛岡市 グリーストラップ(グリース阻集器)について
佐賀市 「グリーストラップ」をご使用のみなさんへ
鹿児島市 グリーストラップの維持管理
大分市 廃油類を公共下水道へ流さないでください
東京都 グリース阻集器の設置と適正な管理をしましょう!

③グリストラップの構造上、不向きである。
そもそも、グリストラップは油水分離を行う排水設備です。
水面及び底面に油脂分や沈殿物を分離させる、それがグリストラップの役割。
浄化装置の特徴として、グリストラップの底からエアレーションを行う事があげられます。
熱帯魚を入れた水槽でブクブクやってますよね?あれと似たようなことです。
グリストラップが油水分離を行っても、底からエアレーションすると分離されるはずの排水が、
グリストラップ内で混ざり合ってしまう。
しかも24時間、装置を稼働させておけば、グリストラップが油水分離を行う暇もありません。
閉店後のみ稼働させるとしても、その時間内で油脂分解等が出来るのか?という疑問も残ります。

ということで、グリストラップの浄化装置に対する弊社の見解について説明しました。
飲食店様や下水環境、トータルで見て最も良い方法でメンテナンスする事が大事です。



★今回のポイント★
弊社が浄化装置を取り扱っていない理由は以下の3つ。
①明らかに効果の無い、または下水環境に悪影響を及ぼす(排水詰り等)ものがある。
②自治体が設置を禁止している。
③グリストラップの構造上、不向きである。




STEP10へお進みください!
STEP10 これまでのポイント整理

グリストラップ清掃 福岡  


2011年04月14日

これまでのポイント整理

これまで9回にわたり、グリストラップに関する説明をしました。
ここで、各回のポイントを整理します。

STEP1 グリストラップとは
まずは、厨房にはグリストラップという水槽が設置されてある事を覚えておきましょう!


STEP2 グリストラップの構造
グリストラップは、網カゴ・板2枚・変な形をしたパイプで構成されている。
この3つを外したり改造することは止めましょう!


STEP3 グリストラップの役割
グリストラップの役割は、厨房排水に含まれる油脂分やゴミをグリストラップ内に留め、
先の公共下水道へ流さないこと。


STEP4 グリストラップの清掃方法
グリストラップは役割上汚れる為、定期清掃が必要。
"自分達で行う日常清掃+外部委託によるバキューム清掃"が最適かつ最強!


STEP5 グリストラップの日常清掃
網カゴに溜まったゴミは、基本的に毎日取り除いてください。
グリストラップに溜まったヘドロを、燃えるゴミとして廃棄してはいけません。
また、先の排水管に流し込むと排水詰りを引き起こしますので、こちらも禁止です!


STEP6 グリストラップのバキューム清掃
廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられ、グリストラップのヘドロは産業廃棄物に該当します。
グリストラップのヘドロを回収してもらう場合には、産業廃棄物の収集運搬許可業者を選びましょう。
定期的にグリストラップの清掃を行い、汚れたまま放置しないようにしましょう。


STEP7 グリストラップの汚泥リサイクル
回収した汚泥は、処理工程を経て有機肥料等へリサイクルされる。


STEP8 グリストラップの清掃委託費用
弊社のバキューム清掃費用=汚泥回収及び清掃費+汚泥運搬費+汚泥処理リサイクル費
見積金額だけでなく、内容についても確認しましょう。


STEP9 グリストラップの浄化装置
弊社が浄化装置を取り扱っていない理由は以下の3つ。
①明らかに効果の無い、または下水環境に悪影響を及ぼす(排水詰り等)ものがある。
②自治体が設置を禁止している。
③グリストラップの構造上、不向きである。


以上です。いかがですか?思い出して頂けましたでしょうか。
何も知らないまま、清掃管理を業者さんに丸投げするというのは危険な行為です。
お客様の事業が環境問題に関わっている事を、どうかご理解ください。
今後も有益な情報が入りましたら、こちらでもご紹介いたします。

グリストラップ清掃 福岡